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[last update 2.1.2022]

岸田紘之
グラフィックデザイナー

1985年福岡県北九州市生まれ。 桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン学科卒業後、都内のデザイン事務所勤務を経て、2021年にtemporaryを立ち上げ独立。 若手写真作家のウェブポートフォリオSPACE CADET︎の運営や、写真家を中心としたコレクティブCultureCentre︎のメンバーとしても活動。

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words for photography

book, postcard / 2021 / Newfave

テキストブック2冊とポストカード9枚を、 封筒型フォルダに収めた 『words for photography by Culture Centre』。
表紙は梱包用テープを制作し、 1冊ずつ違う表紙とした。
ポストカードの写真は、 池崎一世、 佐藤麻優子、 築山礁太NewfaveからTABF2021に合わせて出版。
Page: 60(book1), 36(book2) / Print: Offset+Letterpress+on-demand / Color: 4C+VIVA350

以下、Newfaveのウェブサイトより引用(https://newfavebooks.com/wordsforphotography-culturecentre/
“words for photography”は写真家を中心としたコレクティブ Culture Centreによる写真についてのテキストブックと、写真のポストカードによって構成されています。

テキストは2020年12月から2021年3月までの期間に、池崎一世、宇田川直宏、佐藤麻優子、築山翔太、中野泰輔、細倉真弓、吉田和生、Ryu Ikaの8名の写真家によって執筆されました。 ルールは写真についてのテキストであること、リレーによって前者の内容を加味しながら書くこと。 文章の形式は自由です。写真家が自作について語る機会はありますが、写真そのものについて言及された言葉は多くありません。 また、公開する段階で匿名とすることにより、コレクティブであるCulture Centreの総体として同時代の無意識が浮かび上がることを狙いとしています。

二周に渡って出来上がったテキストから「私写真」というキーワードがメンバー間で議論されることがありました。 「私写真」は文学における「私小説」を踏まえた日本独自の写真の形式と言われています。 執筆した写真家たちの現在の作風は必ずしも「私写真」に該当しませんが、それは写真を扱う上での思想や身振りのなかに浸透しているのかもしれません。

ポストカードに掲載された写真は池崎一世、佐藤麻優子、築山翔太の3名の写真家によるものです。 これらの写真は前述のテキストからのインスピレーションによって制作されました。 全体のデザインは「私的」というキーワードから、手紙、贈る、ピンナップ、飾るといった写真にまつわる行為を連想させるものとして統一しています。 グラフィックデザインは岸田紘之が手掛けました。